お待たせいたしました、世界の運転手ウォッチャーのみなさん。
前回は3代目のCocoさんの解雇からヤクザ臭漂うA氏のドライバー派遣会社に依頼した4代目運転手Longさん登場まで書きました。
Longさんに代わってから、そして、運転手個人との契約から派遣会社との契約に切り替えてからすこぶる調子よかったのです。Longさんは30前のちょっといい男。無口で押しが弱そうですが、きちんと丁寧に仕事をする。あまり笑わないがたまに笑うと感じがよい。道は結構知っている。会社契約のほうは、労務管理をきちんとやってくれ、勤務時間シートに毎日私がサインして、残業時間を月末計算の上、月頭に請求書がくる。問題があったら電話で会社に伝えればよい、という、これまでには考えられなかったよい状況が4ヶ月続いていたのです。
ところが…
こんなに順風満帆だった我が家のドライバー事情が、Longさんの突然のお休みでもろくも崩れたのです。2003年もあと1週間、というときに早朝Longさんから電話があり、「すいません。バイクでの出勤途中にポリスに捕まって、家までまた戻って書類もって出頭したりするので、今日は休みにしてください。」とのこと。少々胡散臭いとは思ったのですが、こちらのポリスは月末には小遣い稼ぎにイチャモン的取締りをして、その場で袖の下による無罪放免、ということをやることが多いので、それにひっかかったのかと同情し、休みにしてあげた。
そして次の日、朝、私を会社に送り届けたあと、オフィスに突然やってきた。
「すいませんが、今年いっぱいで辞めさせてください。派遣会社のほうにはもう言いましたから、代わりの人が来るから大丈夫です。今年いっぱいは働きます。」
ちょっと待ってよ、うちの家族は気に入ってたのよ。何で辞めんのよ、また突然に。」
「給料安すぎて暮らしていけないんです。支払いのほうが給料よりおおいんです。月末携帯電話の料金払えないんです。だからボスに時々電話代を前借してたでしょ。毎月なんすよ。」
うーむ、確かに私は残業代を切り詰めるため、夕方5時には運転手だけ帰して、夜仕事が終わったら自分で運転することがおおかったよな。多くの日本人駐在員は会社が自分で運転するのを危険防止のため禁じているから、運転手は会社が供与、よって残業代によって給料2倍くらいになることが多いからな、それに比べると私に当たったのは不運だったのかな。そう思うと、とめるにとめられない。代わりを探す必要はなく、派遣会社が次の人を連れてきてくれるんだから、まぁよしとしようか、と承諾し、派遣会社と次の人の話をした。家族は呆れ顔で、またなの?次の人はいい人が来てくれればいいけど、Cocoサンみたいな人はもういやよ。Longさんいいひとだったのにぃー。とか文句をいう。おれのせいじゃねーよ。
ところが、人間万事塞翁が丙午。瓢箪から駒。棚から牡丹餅、このLongさん交代が後に我が家に大変な幸運をもらラスことになるのでした。続く
なんだよーつづきかよー。
早く読みたいっすよー。
つづき、待ってますのでよろしく。
投稿情報: masamin | 2004-01-19 21:47
うわ!超つづきが気になる~!ドラマでもここまでつづきが気になることは久しくなかったのに~。「あいのり」のつづきよりも気になる。楽しみにして、ちょくちょく見にきます。
投稿情報: kana | 2004-01-16 08:55