長らく放置しておきながら何気なくエントリーするが、3月29日、30日と反タクシン首相のデモがピークを迎えた。これ以上は盛り上がらないだろうと思うくらいの数の人がショッピング街の中心に集まったようだ。このまま爆発も流血もなく、オチャラケ選挙日を迎えてほしいものだ。外国人である私には選挙権は当然ないが、この前代未聞の野党ボイコット選挙の結果がどうなるのか、その結果を受けて与党、野党、国民がどういう反応をするのかが心配だ。最善の場合は、タクシン・愛国党が50%以上の得票を得て、堂々と勝利。あるいは、野党側が支持され、「適正候補者なし」に丸をして投票した人が50%以上いて、文句なく野党の勝利。最悪の場合がその中間で双方、選挙を無効だ、有効だ、と騒ぎだし、法に基づいて行われた選挙が結果的に無意味なものになってしまうことだ。そうなると政治の空白が起こり、経済が悪化し、わが社にも悪影響を及ぼしかねない。
危険ではあるのだが、こういう訳のわからない事態に簡単になってしまうタイの国民性が好きだ。