確かにタイの女子高生の制服はあまりかわいらしいとはいえない。飾り気がなかったり、子供っぽかったりであえて色気をおさえているようだ。そこのところ、日本のセーラー服は色気がある。というより、女子高生がセーラー服を着て、化粧や髪型、ぶら下げた小物などで、かわいく色っぽく演出するから、そのイメージがセーラー服に染み付いてしまったのだろう。ということは、それをあまり見ていないタイの男性は、タイの高校生が着るセーラー服をみて色気は感じない。ファッションとしてこれがかわいいデザインだと感じるかどうかは、周りのタイ人男に聞いてみるが、海軍のイメージが強いのではないかなぁ。
しかし、このニュースで言うとおり、タイの女子高生が、日本のティーン雑誌でみる日本の女子高生のファッションにあこがれてセーラー服をかわいいと思う、というのは一緒に化粧や髪型、小物もコピーするわけで、いつか、そのイメージがセーラー服と重なっていずれセーラー服もかわいく見えてくる男が増えるのかもしれない。この間、シンガポールと香港に行った時、ティーンエージャーの集まるショッピングセンターには、原宿の雰囲気の店が並び、日本語を看板に多用し、日本のファッション雑誌専門の本屋もあったのに複雑な思いがした(いまさらながらですが)。どういう情報経路かわからないが、バンコクもシンガポール、香港のように日本のティーンファッションがもっと伝播してくるのであろうか。ただ、香港、シンガポールでセーラー服が流行ったとは聞かないので、タイでも同じ道をたどるのかどうかわからんな。少なくとも、黒い髪は禁止なのかと疑ってしまう程の日本の茶髪度には永遠に届かないと信じたい。
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