うーん、少々悩んだのだが、転職することに決めた。といっても実は何ヶ月も前に会社とは話していた。
ただし、バンコクでの今の仕事や職責はこれまでどおり継続するのだ。一般的に駐在員のこれに類似したケースでは、本社派遣の駐在員が帰国命令を受け、それに反してどうしても居残りたい場合に、日本の本社を退職し現地法人に現地採用してもらう、ということがたまにある。この場合は、給料の激減、駐在員特別待遇というかフリンジベネフィットの激減、職責の降格などはもとより、もうこの国に骨をうずめるんだもんね、というような相当な覚悟のいる転職となる。
しかし私の場合はちょっと違って、お気楽といえばお気楽、昇格といえば昇格、円満といえば円満。あまり悪い話ではない。