新年を祝えない雰囲気

もう年が明けて10日たつが、このサイトにこれまで新年の挨拶がなかったのには2つの理由がある。

ひとつは、TSUNAMIの被害情報が連日膨れ上がっていくなかで、とてもおめでとうとはいえない雰囲気がタイ中にあることだ。かろうじて会社の関係者、私の知人に犠牲者はいなかったのだが、7000人以上の犠牲者がタイで出る状況では、知人を亡くしたタイ人も周りにいるので浮かれてはいられない。
日本人でもまだ数百人の行方不明者がおり、身元不明遺体の確認作業が進むと犠牲者リストはさらに増えるだろう。被害者情報をweb上で公開しているOfficial Thai Tsunami Information Centerでは、身元確認の困難な事情を日本語でも生生しく伝えており、被災地の悲惨な状況がわかる。当地のテレビでは目を背けたくなる光景も時々レポートしており、これも正月気分をなえさせていた。地元紙の被災地写真はこちらで見れる。

と言いつつも、私たち家族はプーケットと陸を挟んだ反対側のサムイ島でいたって平穏にリゾートを満喫して黒くなって帰ってきており、このサイトで年始のweb上の情報更新がなかったのは、もうひとつの理由のほうが大であるのだ。その理由とは、これものんきな話だが年末にお引越しをしており、罰当たりにも広いアパートがさらに広くなっちゃったりして、休みを挟んで2週間近くたってもまだ家が片付いてない。PCのセッティングはとっくに出来ているのだが、新しく依頼している２．５MのADSL回線がまだ来ない。3年前の日本のような状態で、2-3MのADSLがやっと家庭に敷設できる状態にタイもなってきたのだ。
よって、２．５Mが来るまでウチからのアクセスはお休みなのだ。会社でこげなblogを書くような行為は慎んでいるので、もうしばらくこのblogもお休みだ。
ただ、今日は皆さんあちこちから心配の連絡がくるので、ちょっとだけ会社から被災地情報のご報告をした。