珍しいことではないが、タイの東北部を中心に干ばつが問題になっている。国王が「人口雨」を降らせるべく動き出すようだ。
しかしこのところタイや東南アジアにはとんでもなく不幸なことが連続して降りかかっている。まずはSARSから始まり、鳥インフルエンザ、南部テロ、津波、そして干ばつ。毎回、これはタイの観光産業には大打撃だ、といわれつつ、したたかに産業は生き残っている。津波の打撃は類まれなる大きさがあったが、それでもいまやプーケットのビーチにはビーチパラソルと観光客が復活しつつある。自然の力は大きいが、人間も自然のひとつの構成要素としてしぶとく生きるのだ。大昔に集落の長が雨乞いの儀式をしたように、タイでは国王が雨を降らせる。昔から変わらない。
普段は自然と仲良くして、時には自然に挑んでもみる。言いなりになっていてばかりでは成長がない。自然と人間は親と子の関係に似てますな。
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