前のエントリーのフォローアップだが、結局私はホテル観戦会チケットはゲットしたものの、立ち見がいやで、お客さんたちと「飲み見」で快適に客先近くのホテルで独自観戦会を開いて盛り上がって見た。ともかく日本チームは勝っておめでとう。
さて、みんなでテレビを見ている際、StarSportsの中継だったが、得点シーンで観客席に人がいるのがたまに映った。誰かが、何で入ってるんだよー、あいつら、と怒った。誰かが、広告代理店のやつらですよ、どうせ、と言った。次の日の読売新聞では、当日観客席に特派員として入っていた村上龍が、周りに北朝鮮のVIPがたくさんいた、と書いていた。
そして、今日の朝鮮新報に「日本人観客が1000人もいた」という記事が出ている。この朝鮮新報の記事には筆者のスポーツのフェアプレイ精神と反日精神の間での心の葛藤がにじみ出ていて、とても読みごたえのある記事である。
まぁ、これのいずれもありがちなそれぞれ天動説的罪のない発言で、私にはさほど気にならないことなのだが、一つ気になってしまうことは、独自観戦会の客と朝鮮日報が共に「広告代理店」と発言している点だ。私も広告代理店の関係者の1人であるが、このイメージは情けないことだ。No.1広告代理店ではない私らは、「広告代理店は縁の下の力持ちだ、舞台に上がってはいけない、目立ってはいけない」と入社以来、教育されてきた。稀少なチケット入手の際は、お客さん最優先で、自分は遠慮するのがかっこいいのだ、と鍛えられた。
それを無観客の観客席で堂々と「広告代理店」だと悟られる野郎が本当にいたとすれば、「どこの代理店じゃい、おんどれ!(もちろん想像できるが)」と大きな声で叱咤したいし、これがただの憶測で、しかし広告代理店はあちこちで特権を振りかざす嫌なやつらよ、というイメージをみんなが持っているのであれば、「ウチはちがいますよー」と小さい声でささやきたい。
もし、私が競技場の入場パスを手に入れることが出来ていたなら、絶対に大事なお客さんに全部渡していたに違いない。
だって、競技場だとお酒や飯を食らって大騒ぎしながら見れないんだもーん。