タイの野外エアロビの話が、asahi.comに載っていた。
確かに、よく見る光景で公園、大型スーパーの駐車場の一角、オフィスビルの屋上などにお立ち台でインストラクターが踊り、ドッカンドッカン大き目の音量でダンスビートを流して大勢で恥ずかしげもなく踊っている。汗をたっぷりかいているようだが、運動のせいよりも暑さのせいだと私は信じる。とにかく暑そうで、私には出来ない。
これとタバコとどういう関係があるか。バンコクではオフィス内は基本的に禁煙となってしまった。私も普段は吸わないがたまに吸いたくなると、喫煙場所に行かざるを得なくなった。しかし、当社は金持ちではないので、喫煙室など作っていない。よって、24Fだがそのバルコニーを喫煙場所と定めている。で、そこで夕方タバコを吸っていると、例のドッカンドッカンが向かいのビルの屋上から聞こえてきて、仕事終りだかなんだか体操着を来たおねえさんたちがぴょんぴょん飛び跳ねているのが見えるのだ。こちらは、冷房の効かないバルコニーでタバコを吸っているだけでも、アチー、と汗を書いているのに、あちらは、ぴょんぴょん飛び跳ねている。若いってすばらしい。
もう一つ、その喫煙バルコニーから見えるのが、隣の空き地でのフットサルの試合である。試合といっても、近くの大学生が夕方から集まって、無造作に練習兼試合をやっているだけだ。でも見ていて面白い。何が面白いかと言うと、広めの空き地なので4面フットサルコートが取れるので、つまり、4試合同時に行われている。そしてわが社の喫煙バルコニーは24階で、その4試合すべてが上空から見られる。目を急がせて4つの試合を見ていると必ずどこかでシュートシーン、得点シーンが見られる。もともとフットサルはフルサッカーと比べてシュートシーンが多いのだが、その4倍である。大相撲で言えば、大相撲ダイジェストだ。とても忙しいが、おぅ、というシーンが数十秒ごとに見られるのだ。8つのゴールを上から見ていると、暑さやタバコを忘れてつい見入ってしまう。しかしすぐに、また暑さに嫌になり、すごすごと仕事に戻っていく。この日差しのコンクリートの上を、元気に走り回る彼らの若さってすばらしい。
そんなことを考えながらバルコニーでタバコを吸う不健康なオッサンであった。
ところで、この写真、もちろん私が撮ったわけではなく、Google.Earthから頂いた超拡大衛星写真だが、このGoogle.Earthサービスについて、いつかわしは語らせてもらうぞ。Google.Earth、ばんざい!
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