書き込みをサボっている間に実は、7月末にてついに3代目Cocoさん、クビにしました。これまでの2人は先方からの依願退職でしたが、Cocoさんは始めての解雇です。私も実はヒトを解雇したのは経験薄く、ビビリながらの通達でした。
一応きちんと2度のCautionを出し、それでも改善が見られないので解雇通達をだしたものです。といっても個人対個人の契約なのでただ、口頭で話しただけですが。
解雇の理由は、道を何度も間違える、さらに勤務態度が悪い、の2点です。行き先を伝えた際、怖い顔をして返事もなく押し黙り、そのまま発進する、こちらがご機嫌をとらないと押し黙ったままでそのくせ黙って間違った道に向かう、という状況でかーちゃんが怖がりだし、変えざるをえなくなったものです。
それだけ少々不気味な状況での解雇ですから、その後の逆恨み、嫌がらせ、車窃盗なども心配で、しかも次のドライバーどうすんのよ、という問題もありました。タイでは恨みによる殺人暴力など絵空事ではなく、一応本気で心配する必要があります。10万円あれば殺し屋が雇えるとも言われています。しかし捨てる神あれば拾う神あり、頼りになる会社が見つかったのです。ガードマンやドライバーの派遣とリスクマネージメントのコンサルまでしている「A社」です。社長は在タイ12年ほどの日本人おじさんで、かすかにヤクザの香りがするA氏ですが、現行ドライバーの安全なクビの仕方のアドバイスと次のドライバーの派遣を両方やってくれるので重宝しました。しかも派遣ドライバーに対するややこしい忠告、改善要求などは日本語でA氏に伝えれば、社員であるドライバーに確実に指示してもらえるのがうれしい。つまり、これまで私が悩まされてきたうちのかーちゃんのドライバーへの要求伝達から開放されるのです。しかも、3ヶ月以内で派遣ドライバーが気に入らなければ何人でも交代可能。A社は派遣前にドライバー&社会人としての基礎教育も行っている、とのことで申し分ない。その分、ドライバーとの直接契約よりも1割程度高いが、1割つまり月3000円ほどでドライバーに関するこれまでの諸々の心配&苦労が消えてなくなるかと思うと、「買いだ、買い!」とヤクザ臭ただようA氏に即座にお願いした。そして、新ドライバーが来た。Longさんだ。詳しくはまた次回。
ヤクザ臭の漂うのA氏によると
「ドライバーってのはねぇ、ガードマンよりはるかに管理が難しいんですよ。免許持ってなきゃいけませんし。学がある人間はドライバーやりたがらないから、同じところに定着せずあちこち動くのが好きな奴が多いんですよ。ほっとくとすぐ辞めて別のところに行っちゃう。その点ガードマンは一箇所にずーっといるのが仕事ですから、死んでも動くな、と徹底すればいい。ドライバーに動くな、っていえないですからねぇ。」説得力ありそうでないなぁ。
投稿情報: ttokumo | 2003-08-27 01:25
商魂たくましい。やはりお悩みがあればビジネスチャンスはいたるところにあるのですね。勉強になりました。
投稿情報: kana | 2003-08-26 21:23