今日、久々に私のオフィスPCのホームページ(スタートページ?)の設定を変えた。
日本では毎朝、新聞もろくに読む習慣がなかった印刷媒体が苦手な私も、日本を離れてからは日本語の情報、日本の情報に枯渇していたのでNIKKEI NETから朝が始まった。今の日経の一面は?、とか言う感じで私の日常が始まっていた。これはこれでビジネス上不都合もなく過ごしていた。やがて、やはり常にブラウザーを開いているわけではないので、常時、日本のニュースはプッシュしてほしいな、と思い、同じくNIKKEIのNewsティッカーをインストールして、狭いモニターの上2センチではNIKKEIニューズティッカーが5分更新で速報ニュースをだらだらと延々流している。これも、重宝といえば重宝で、時々面白い速報が流れると、東京のオフィスに電話して、バンコクに居ても情報早いっすねー、とか言わせて喜んでいた。
今日から始まった、Googleニュースは、その私の習慣が少し変わってしまうかな、という予感をさせる。何度も見てみて、やはりうわさに違わずこれは使えるな、しかも1社のニュースサイトよりは私向きだ、と確信した。そして、NIKKEI NETに別れを告げ、ホームページ設定をGoogleニュースに替えた。
Googleニュースは駅のKIOSKで買う気のない新聞がいくつも丸まって並んでいるのをざっと眺め、各紙のトップページを見るようなものだし、あるいは、電車内の週刊誌の中刷り広告の見出しだけ見て、世間の関心事をつかむ、というようなものでもある。あるいはコンビニでいろんな新聞を堂々と立ち読みしているようなものでもある。とにかく一瞬で世間の動きを読み取るにはなかなか役に立つ。
そして、これが無人の自動生成にて勝手に編集されているところにまた、ロボットやAI好きの私は何かしら夢を感じ、応援してしまうのだ。頑固な編集長より私は好きだ。ただし、一社の特ダネは構造上、Googleニュースには出て来にくいのだろうなあ。ここでは同内容の記事数が重要な選択基準だろうからね。
米国のGoogle Newsサービスが始まったときは、がんばって見てみたのだが、英語がうっとうしいのと、記事内容が私や家族や親戚には縁遠いものばかりだし、アメリカ人にはいいんだろうけど、日本人には用なしだな、日本語版はやらないのかな、と、1年位前にGoogle Japanの某氏に聞いたことがある。計画はあるけど未定です、いろいろ難関があってね、という答えだった。それがやっと日の目をみたのね。
汗水流して書いたニュースを簡単にパクられるニュースサイト、新聞社などはいろいろ文句も言いたいだろうし、ジャーナリズムに与える影響も小さくないかもしれない。Googleニュースに参照してもらうためのニュースの書き方、とかいうノウハウまで研究されて書き方がかわるかも知れない。
でも、時代の流れとしてはそういうことも乗り越えなければならないのだろう。
ニュースサイトはこれを機に有料化を目指せばよい。記事の単品売りだ。記事冒頭部だけGoogleニュースで読ませ、続きは1本につき5円よ、お支払いはプリペイド、一口500円よ、1000円払うと一ヶ月読み放題よ、とかの方式。5円だったら、お気に入りのニュースサイトの記事ならついついクリックしちゃうけどなぁ。そういう時代が来るまで、私は世の中の関心事を立ち読みで把握しつづけるのだ。いや座り読みか...。
元気ですが、ここは公開された場所なので個別の連絡はメールにしてくださいね。
投稿情報: ttokumo | 2004-09-07 11:38
検索中に遭遇しました。
元気ですか。
投稿情報: sakai | 2004-09-07 11:16