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お待たせいたしました。いや、誰も待ってないか。えっ、しつこい?すんません。
さて、3本目はSummer Palaceという何トカ皇帝の避暑用別荘とのことでしたが、ものすごい広い公園のようなところです。敷地の中に池というか湖がまるごと入ってます。よくまぁ独り占めするもんだと思いますが、きっと何百人もの使用人がお掃除や手入れをしたり、その使用人用の生活施設があったり、その生活施設のメインテナンス係がいたり、いわばひとつの街のようだったんでしょうね。普段はご主人は来ないのでしょうから、平和な街だったのでしょう。
タイ人はカメラ好きです。みんなバシバシとカメラやビデオを撮るのですが、誰か1-2人が記念撮影をしようとしていると、近くを通りかかった奴が飛び込んで加わろうとする。それを見かけた人間が慌ててまた飛び込む。その物音を聞いた奴らが遅れまいともっと遠くから走り込んでくる。そうなるとシャッターチャンスを失ったカメラ係が気を取り直している間に、さらにどんどん被写体希望者は膨れ上がり、結局中途半端な集合写真になるのがパターンです。ビデオを撮っていると前を通り過ぎる際に、大半のタイ人はニコニコしながらビデオカメラ方向に若干吸い寄せられて直進だった進行ラインが曲線になります。これをタイ式正の送光性と呼びます。
この北京旅行でもっとも不思議だったのが、食事です。朝は毎日ホテルの食堂でのおかゆ朝食でした。これはまぁ、毎日同じなのも納得できます。ところが、それだけではなく、食の中国、食道楽の町北京であるにもかかわらず、毎日違うレストランで食事をするにもかかわらず、初日から最終日まで、昼飯、夜飯ともにどこに行っても、同じメニューなのです。2日目くらいまでは偶然かなとおもったのですが、3日めには、きっと予算をケチりすぎて、どこでも最低料金の食事セットしか頼めず、どこのレストランも最安メニューは同じだったりするのかなぁ、と落ち込んでいました。ちなみに、内容は鳥肉の炒め物、白菜or青梗菜のクリーム煮、魚のフライ、野菜のオイスターソース炒め、スープ、ご飯、といったところです。微妙に味付けが違ったり、プラス1品があったりで、だんだん一同「今日の一品は何か?」に異常な期待を抱くようになり、不満を言うのも忘れて、「うぉー、シューマイがついてるぅ」とか「おお、今日の白菜は切り方が昨日より大胆だぞ」とか、とても本場中国で中華料理を食べている、という感覚を忘れてしまっていました。
何故だ、何故毎食同じなんだ、と私は深く悩みましたが結局北京では答えは出ませんでした。ところが、ひょんなことからその理由が発覚したのです。
それは、帰りの飛行機内でのことでした。CAの夜行便で、離陸してしばらくすると軽い深夜食が出るのですが、なぜか、スチュワーデスが他の客より先に当社の一団にだけ先に食事を配るのです。「特別食です。どうぞ」 で、機内食のふたを開けてみたら愛しい鶏肉の炒め物と野菜のオイスターソース…。思わず拍手をしましたね、私は。手が込んでいる。完璧だ。で、妙に嬉しくなって食べようとしたそのとき、私ら夫婦のところにスチュワーデスが飛び込んできて、「あ、あの、日本人の方でしたか?」「そうですよ、タイ人社員ツアーの一員でもありますけど」「すいません、特別食の数が合わなくて、おたく様には通常の食事をお出しするはずだったもので。取り替えていただいてよろしいですか?」「えっー、うーん、まぁ。」と4日間苦楽をともにした鶏肉炒めらと涙の別れをしたのです。で、酢豚みたいな奴に代わってしまいました。そこで、やっと私は気づいたわけです。そうか、宗教上の問題なのだ、きっと。送にちがいない。機内の特別食は大体豚抜き、牛抜き、ベジタリアン用など食べられない人のためにしか用意してくれないはず。思えば、豚と牛はほとんど出てこなかった。鳥と魚。でもなぜ牛と豚と両方なんだ?何の宗教だ?ムスリム、ヒンドゥー?ところで、誰? 誰のせいで私らは北京で豚も牛も食べられなかったんだよ、迷惑な奴め、と一瞬思ったのだが、程なく考え直した。
そうだよな、イスラムのテロもある中、私、豚食べないんですよ宗教の関係で、と社員全員の前ではきっと彼or彼女はあえて言いたくはないだろうし、とはいえ、そういう人がいるにもかかわらず連日食べられない物ばかり出てくるのもかわいそうだし、ここは何も告げずに牛豚抜きメニューに統一しちゃえ、みんな気がつかないで終わるかも、と幹事は考えたに違いない。
告げてしまうと、何で俺らも宗教色にしなきゃいけねぇんだよ、誰だよその迷惑な奴はよぉ」と親睦を深めるための旅行が帰って禍根を残す事になってしまいかねない。タイも宗教の自由は保障されており、宗教による差別も普通ありえない。ツアー中イスラムの人達はこっちのテーブルでね、とか分けるのもいかがなものかだし、妙だもんね。おそらく複数の人が牛or豚を食べないんだろうな。それで、面倒だからみんな鳥&魚限定にしちまえ、となったんでしょう。
しかし、私の聞く限りタイは95%が仏教徒のはずなんだけど、んー、まいいか。北京の鶏肉炒めの通になれた気がするし、修行に近い充実感は味わえたし。などと考えつつ深夜の久々の酢豚の味はちとしょぼかった。
この公園はたぶん頤和園なのでしょうがSummer Palaceといわれており、この漢字の読み方すらわからないのでなんとも答えられません。
また、旅行ですか。いいですねぇ。
私は年末年始はHua Hinというバンコクから2時間ほど離れたリゾート地で家族と休養する予定ですが、24日や7日は市内にいるでしょう。
ベトナムの行き先はHo Chi Minhですか?また,エステですか?
こないだHo Chi Minhに行ったときに、「エステの館」みたいなところに連れて行ってもらったのですが、悪くなかったです。1Fで服を着替え、2階でFacial massageとHair Cut,3階に上がるとサウナ一式、4階がFoot Massageまたは全身massage,5階がラウンジで風呂上りのビールでコース終了、半日かかりました。所々、女性客とも遭遇しましたよ。本格エステというより立体式流れ作業型健康ランドですが、タイにはない形式だったので新鮮でした。
では、がんばって痩身してください。
投稿情報: ttokumo | 2002-11-21 16:44
徳毛さん、お子さん大きくなりましたね!去年のJoiのクリスマスパーティぶりに見ました。
このビデオ、頤和園じゃないですか?
わたしも、1ヶ月北京に語学留学(恥ずかしい!)で滞在していたときに、訪問しました。ここの人口の湖を作って掘り出した土を、故宮の裏の景山公園の小山にしたとか。なつかしー。
さて、12月24日から1月7日までベトナムに行く予定です。バンコク経由なのですが、徳毛さんいるかな?
またしても経由なので、お会いできるかわかりませんが。徳毛さんも日本に帰ってきてるかな?
投稿情報: yuki | 2002-11-21 14:35