今日は、バンコクである理由が私には良くわからないふたつのニュースに遭遇した。
全国の販売店ボランティア 不要の眼鏡を老眼鏡に タイの人々へ2000本贈る
と
Nokia、スマートフォンの新製品を発表――手書き文字認識機能などを搭載
まず、メガネのほうはそもそも、国内の眼鏡店約二十社でつくるNPO法人「日本-タイ王国メガネボランティアグループ(JTOVG)」というのがあることが不思議。メンバー曰く、タイではメガネは高級品で視力が悪くてもメガネを買えない人が多いから、という理由らしいが、いまやここバンコクの住民は結構お金持ちや中所得者層がガンガンいて、とてもボランティアでメガネをありがたく頂く、という空気は薄いのだが。多くの人が、ブランド物のメガネ・サングラスでトレンディに決めて闊歩している好景気市場である。ボランティアであれば、近隣のカンボジア、ラオス、ミャンマーのほうが100倍ありがたがってもらえるはずだ。ただ、善意のことであるからイチャモンをつけてはいけませんね。メガネを持ってきていただくメンバーの皆さんの快適な旅行も重要なモチベーションですからね。
そしてNokia。
Nokiaのスマートフォン7710の世界発表がバンコクとモナコの2箇所で2日に行われた。タイはIT関連はインフラもハードもソフトも香港/シンガポール/上海などには相手にされないくらい遅れていると思っていたのだが、なぜここで発表を、という疑問。モナコと一緒ということだったら観光地、コンベンションの便がいい、ということか。まぁ、今後もこの傾向が続けばうれしいことではある。
ちなみに私はほぼ1年前からSony ErricsonのスマートフォンP900を愛用している。私の乏しいガジェット経験の中でもっとも実用的で、気に入って長期間活用し続けているアイテムである。このNokia7710に変える気も毛頭ない。ネットで香港のユーザーから頂いた日本語フォントをインストールしてからは日本語でメールも読めるし、PDAより小さいのに画面はでかいからwebでの日本語ニュースもすらすら読めるし、運転手をを呼ぶときもBluetoothヘッドセット&音声入力でかっこいい(と恥ずかしながら自分では思う)し、PCとのシンクロでスケジュール管理はどこにいてもOK,アポイントのアラームやリアルタイム為替換算ソフト、イベント会場からの写真orビデオをメールして実況報告(ただし発信は英語のみ)、等等これ一台で他に何もいらない。
そして、もうひとつこれは他の人にはない、手書き入力の秘密兵器が私にはある。このポインティング・デバイスがあれば会話中でも机の下でこっそりブラインド・ライティングもできるのだ。どうだ、Nokia7710、ペン入力は古いぞ。まいったか。
ちなみにこの爪はBlogのグル、ヒラタ氏がかつてPDAを小指の爪でコツコツ押しているのを見たときに思いついたものです。私は人差し指で極めて快適、日常生活にもまったく支障無しです。最適な形状と長さをキープするのに週一度の手入れが必要ですが。 ん?手入力の手を手入れするってか?
珍しくB-log Cabin TPのようなことをしてしまった。minamiさん、Nokia 7710をなんか褒めてやってください。でも日本には出ないのかな。