Tokumo Bangkok Times - 地上の楽園! タイ・バンコクで吠える

バンコク駐在員は一体何を考えておるのか!

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  • 2005/11/3

タイの今を見よう!   在タイTV局、生放映中!

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運転手は回転率が高いぞ(最終回)

さて、しばらくだがいよいよこのシリーズも最終回に突入する、というか無理にでもしてしまう。しょうも無い話を4回に分けて、しかも1ヶ月近くかけてどーすんだよ、と思う。よって、はしょりましょう。

2代目運転手ペットさんはパタヤでの酔っ払い居眠り運転事件の後、結構反省しまじめになった。もう、勤務中には酒は絶対飲まない、という。良かろう、と例の酔っ払い運転事件の判決はパタヤ出張手当を差止め、本人の希望によりそういうことにした。その後けっこういい感じになってきた。ただ、かーちゃんはパタヤでの事件を聞いてしばらくはちょっと運転がスムーズでないと飲酒を疑っていたがいつのまにか安心して乗れるようになった。
そして、ある日またアレがきた。「旦那さん、ちょっとお話が・・・。」である。大体、この切り出しで「ちょっと」ですむことはまずない。まさか、辞めるんじゃないよな、来週とか言わないよな、と少々びびりつつ話を聞いた。図星だった。しかもあさってまで、とか言っている。月末まであと1週間もない。なんでそうなんだろう。普通だったら、月末まで働くだろう。また急に辞めるって言って次の運転手どうするんだよ。もう、どいつもこいつもトホホだなぁ。
すると、また言う。「私の代わりの人でいい人がいます。その人があさってから来れますから。」どうしてあなたが後任者を勝手に決めるか、私は雇用主で家族の命を預ける運転手を選ぶ時には慎重にしたいじゃないか。時間かけたいじゃないか。比較検討もしたいじゃないか。もう、トホホだなぁ。
力なく押し切られ、3代目ココさんが登場した。これはまた、調子のいい人間でおしゃべりだ。日本のグループサウンズ時代にもてそうな顔をしている。おおむね機嫌よく元気よいのだが、時々チンピラくんのように暗く怖く近寄りがたい顔をする事がある。キレやすい30代という感じ。気に入ったのは彼の親父さんが同じアパートの西洋人家族の運転手をしていて、駐車場が2つ隣で、すなわちいつも親父さんがそばにいるのだ。アパートのすぐそばに両親と自分と一緒に住んでいる。これは便利で安心。親父の前で悪い事はしないだろう。何かあれば親父にチクれは大丈夫だろう。などと思った。今、現役で働いているのだが、実はかーちゃんは、ココさん替えて、と言っている。道をぜんぜん知らないのだ。しかも本人は堂々と知っている、という気でいるのが困る。しかも英語はほとんど通じないので、その勘違いを忠告する事ができない。カーちゃんは何度か友人を乗せた際に簡単な道で迷ったり行き過ぎたりで面目を失ったそうで、もー頭きちゃう、替えて、となってしまった。しかし、タイに来てタイ語で行き先や道順が言えないこちらにも責任はあるだろう、ほとんどが何度もかよう場所なんだから2-3回行って憶えてくれたらそれでいいじゃないか、とも思うが、確かにフラストレーションはたまる。有名なホテルとかにでも、こちらが逐一指示しないといけないのだ。つまり眠れないのだ。タクシーの方が快適なのだ。そして本人はそれを全く気にしてないのだ。大丈夫大丈夫わかりますわかります、といってすぐにあれれ、間違いました、ここは何処でしょう、とか笑いながら言うのがいらつかせる。
そこで先日、ついに注意する事にした。

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投稿情報: ttokumo | 2003-06-16 | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (2)

運転手は回転率が高いぞ(3)

 先般、ある読者の方に私の文章にタイを見下している不愉快な部分があるぞ、とスルドク指摘された。自分は心から愛していると思っていた女性のことを、「君は本当は彼女を愛していないんじゃないか?」と言われてズキンとくるような感覚だった。タイは日本より物価が安くて暮らしやすいなぁ、と思う心には、タイは日本より貧乏で後進国だから金持ち先進国の日本人は羽振りよくエラそうに豪遊できるぞ、という感覚が微塵も含まれていないか、と聞かれると黙るしかない。つべこべ言わずに反省しよう。

さて、運転手さんシリーズの第3回目だが、一人目のシットさんが辞め、その紹介でペットさんが来る事になった。英語は自分より全然上手です、とシットさんが言っていた。面接ではまぁ片言でなんとか通じるな、と思ったのだが、かーちゃんは英語の会話がほとんど成立しないと言っていた。考えてみると、うちのかーちゃんも片言の英語なのだから、片言x片言=1/4言となり、10のうち3つも通じないのは当たり前なのだ。(この数式は言語学的に正しいのだろうか?)しかし今思うとそれでもペットさんが一番会話は楽だった。
清潔で好青年っぽかったシットさんに比べるとオッサンくさく頭も薄めでよれよれ服がだらしなく、見栄えはぱっとしないのだが、それでも問題なく日々の送迎はこなしていて普段は問題なかった。運転の技も結構イケており、タイで不可欠な無理な割り込み、追い越し、押しのけの運転が小気味よく、道もよく憶えてくれた。

 ある日、パタヤ1泊出張があり、初めて運転手さんに乗せてもらってくるまで出張した。片道2時間かからないほどの道のりだ。ホテルでの会議だったので朝到着してから翌日午後に帰るまでは彼はまったく用事が無い。よって、1000バーツほど渡して、電話で呼んだらホテルに30分以内に迎えに来れるところにいてくれれば、何をしてても何処に泊まってもいいよ、と初日朝に開放してあげた。たまに海やプールででも遊んでくれていればいいと思った。

 ところが、やってくれました、予想外のことを。
翌日帰る時間になって、携帯で呼んだ。10分で着きます、との事だったのでホテルで待っていたのだが、どんどん連れが帰っていくのにペットさんはこない。30分待って電話したら、道に迷ってしまったという。でももうすぐ着きますから、と結局1時間ほど待たされてようやく到着した。タイ人には多いのだが、さほど悪びれず、ヘラヘラしている。まぁ、しかたない、といらつきを押さえつつ、急いで帰るぞ、と車に乗った。昨夜睡眠不足だったので、私は帰りの車で寝ようと思っていた。これが運転手雇用の醍醐味よ、と密かに嬉しかった。
ところが、ペットさんはいつもはあまりしゃべらないのに、初めての長距離ドライブということで嬉しいのか、なんやかやしょうも無い事をしゃべりかけてくる。たまに、ガハガハ笑う。そしていつもに比べてかなりキワドイ運転をする。適当にこたえていると今度は急に無口になった。そして、車間距離が近くなったり左右にぶれることが何度かあった。何かヘンだぞ、とよく見ていると、い、居眠り運転だ! おい、ペットさん、寝るなよ、頼むよ、危ないよ、と眠気を覚ます勢いで注意したら、お、おーSorry、もう大丈夫です!と、数分走った。そして、まだガソリンはあるのにガソリンスタンドに止まった。すいません、やっぱり眠いので10分ほど仮眠していいですか? 安全のためには無理な運転は禁物、さすがプロだな、偉いぞ、と思った。結局20分ほど仮眠し、顔を洗いに行き、さぁ出発と言う時に、ぼそりと言った。
すいません、実は昼食のときにちょっとビールを飲んじゃいまして、でも、もう覚めましたので行きましょう、とまたヘラヘラと言った。い、飲酒運転かよ!もう、まったく、と思いつつ、確かに真っ赤な目をしたペットさんの運転はまた始まった。眠気は覚めたのだろう、また、うっとうしいおしゃべりが始まった。俺は寝たいんだよ、でも待てよ、ここで俺が寝ると、二人で居眠り→事故→天国、おいやめてよ、俺は事故防止のために睡魔と闘わなければならなんのか、おしゃべりを続けなきゃならんのか、出張手当を余分に払いながら何で…、と泣きたい気分で力なく相槌を打ち続けた。さらに、ヘラヘラしながら運転が非常に乱暴になった。何度か危ない!と思わずのけぞるシーンがあった。こいつ、相当飲んでるぞ。ペットさん、危ないから安全運転にしろ、車間距離開けろ、もっとゆっくり走れ、とガツンガツン注意した。それでもヘラヘラとまたしゃべり続ける。
 しゃべり続けてくれる方がまだ良かった。そのうち、会話が途絶え出したのだ。あれ、あれれ、あれれれ、おい、ペットさん、今寝てなかったか? エッ、イエ、ダイジョブ、ダイジョブ…。

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投稿情報: ttokumo | 2003-06-04 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

運転手は回転率が高いぞ(2)

前号に続き、いよいよ運転手1号、2号、3号をご紹介しよう。
我が家の運転手1号はシットさん。英語だとヘンな名前。30前後。
赴任してからそれまで、そして12年前の駐在の時も自分で運転していたのだが、家族のために運転手が必要になり、周りに声をかけた。いい運転手いませんか?するとまもなく仕事仲間の日本人が、「ウチのメイドのお姉さんの婚約者が、運転手の仕事を探しているらしい。イギリス人家庭の運転手をしばらくやっていたので、英語も通じるらしいよ。会って見る?」「会う会う」
今でもかーちゃんは思い出していう。
「シットさんはよかったよねぇ。気が利いて、礼儀正しくて、優しくて、きちんとしてて。」
確かに、そういう人だった。時間も良く守り、運転もきびきびしていた。さらに、バンコクエリアの道や主要な場所を非常に良く知っており、タイ人も感心していた。
ただ、ひとつ不満だったのは、ほとんど英語が通じない事だ。私は何とかタイ語で用が足りるのだが、そのころ(半年前)のかーちゃんはまるでタイ語はわからないので、英語で指示するがどうも伝わらない。思い出せば時々ぼやいていた。しかし、大体決まった所しか行かないから、一度行けば次からは問題なくなる。ということで、幸せに暮らしていた。婚約者とも結婚し、結婚祝いも奮発し、前職のイギリス人家族というのは奇遇にも息子のクラスメートの家だったことも判明し、平和だった。
ところが、さすがタイ人、ある日、晴天の霹靂(へきれき)が…。

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投稿情報: ttokumo | 2003-05-25 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (2)

運転手は回転率が高いぞ!(1)

 この間、ウチの運転手は3人目に変わってしまった。3ヶ月に1回変わっている計算だ。

 私の今の勤務先は他の日本企業に比べローカライズが進んでいる。いい事だとは思うのだが、その分日本人スタッフに対する福利厚生は結構劣っている。運転手がそうだ。激しいタイの道路交通事情のなかで外国人が運転して事故を起こすと大変なので、一般的日本企業の駐在員は、休日であっても自分で運転することを禁止していることが多い。そして会社が社有車と運転手を支給する。禁止されていては、業務中の移動はもちろん夜飲みに行くにも休日ゴルフに行くにも買物に行くにも、会社の運転手を使いまくることになる。土日のOvertime chargeは自己負担という会社も中にはある。
 しかし、私の勤務先は運転手無しである。社有車こそ供給されるものの運転は自分でやりなさい、だって、日本人にだけ運転手つけるのは不公平でしょ?とはいえExecutiveみんなに運転手と社有車を与えるほどお金ないもんね、がまんして気をつけて運転しなさい、というのがウチの考え方。他国の駐在員にはつけてないんだから、安くてもタイやアジア諸国だけ優遇してもねぇ、と言う人もいる。

 というわけで、会社は運転手をつけてくれないのだが、昼間移動中の渋滞時間の有効活用、子供の幼稚園の送迎、かーちゃんの買物、等の理由で、家族が来てからは私は自腹、個人負担で運転手を雇っている。1ヶ月約1万バーツ、3万円弱で、月-土7:30-17:30。ちなみにOTは1時間に付き約100円。

 実は私のアパートは勤務先まで約1キロ。歩いて10分なので行き帰りに運転手にお願いする必要もない。渋滞していても5分で着いてしまう。あまり外回りは多くないので、私自身は運転手不要なのだが、運転手がいないと朝、私より先に出る息子を車で送っていく羽目になりそうで、起床時間が30分早くなってしまうので、主に家族用として雇った。おかげでかーちゃんは、有り余る昼の時間に水を得た魚、糸の切れた凧のように、あちこち自由に移動している。私は朝5分間の通勤に使うだけ。夜は客との会食が無い時には5時半に運転手を帰し、残業を終えて自分で運転して帰っている。我が運転手の典型的労働パターンは下記の通り。

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投稿情報: ttokumo | 2003-05-23 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (1)

息子はインターナショナル幼稚園児(2)

誰が読んでいるかわからないので細かい事はいえないが、多国籍ソサイェティの中での日本人駐在員妻にはきわめて共通な部分とやはり個性的な部分とがあって、なかなか人付き合いにはうちのかーちゃんも苦労しているようだ。日本人グループ好きの日本人、日本人嫌いの日本人、国籍を気にせぬかーちゃん、アジア人嫌いの西洋人、教育熱心なママ、子守り任せのママ、とかーちゃんの話を聞いていると、面白いが疲れる。疲れるが聞いてやらないと時限爆弾が回りだす。駐在員パパも結構辛いのだ。
しかし、西洋人パパはどうもみな子煩悩で、よく子供を送りに幼稚園に行ったりしているらしい。「HOTMAN」の反町のような絵ズラである。「よいこの味方」の第7回くらいに出てきたママに先だたれたパパの送り迎えのような悲壮感はない。

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投稿情報: ttokumo | 2003-05-14 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

息子はインターナショナル幼稚園児(1)

日本のゴールデンウィークはタイでもたまたま連休になっていて、リゾート地Krabiに行ってきたのでその話を書き込んだのだが、後でモバイルで修正を加えるという余計な事をやってしまい、文字化けでDeliteせざるをえなくなってしまいちょっとへこんでしまった。久々に写真もいくつか入れていたのに、また一から書き直しなので、ここは気分を変えて別の話題にしよう。

バンコクの幼稚園の話。こちらでは2歳から幼稚園に入れる。ウチの子は今3歳で昨年3歳になった直後にFirst Steps International Kindergartenというところに入園させた。8クラスほどあり各クラス10人位で国籍配分があり、同一国からは1クラス2人まで。息子のクラスはタイ人ハーフ2人、日本人2、インド2、イギリス1、オーストラリア1、ニュージーランド1、後一人の国籍はどこだっけな。
ともかくいろんな国の子供たちが一緒に遊んでいるので見ていて平和な気分になる。先生一人とアシスタント1人、そしてメイド1人が面倒を見る。教室内では英語以外は禁止。うちの息子も入園6ヶ月目くらいだが、もう英語であそんでいるようだ。家に帰ってメイドに遊んでもらっているときもしっかり英語で会話をしている。
IMGA0068.jpg
ウチのアパートの近く(子供のいる日本人が多く住むエリア)には日本人向け幼稚園が4-5箇所、International幼稚園が20くらいあって、世話好きママたちがまとめた幼稚園比較リストをもらって5ヶ所ほど選択して見て回って、かーちゃんの一番気に入ったこぎれいな今のところに決めた。日本人幼稚園よりは高めの費用がかかるが日本よりは安い。スクールバスもあるが利用している人は少なく、ほとんどが朝昼車で親かメイドが送り迎えをしている。狭い路地なので、朝と昼は送り迎え渋滞が起きてしまい、付近の住民にはご迷惑であろう。
万国共通にママさんたちはいくつかのグループになり、日本人ボスママの周りに多くの日本人が集まったり、タイ人ママ、インド人ママたちもそれぞれ時々固まるようだ。

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投稿情報: ttokumo | 2003-05-10 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

タイ人、北京に行く(その3)

クリックするとビデオがはじまりますよ←Click the image for starting video!

 お待たせいたしました。いや、誰も待ってないか。えっ、しつこい?すんません。
さて、3本目はSummer Palaceという何トカ皇帝の避暑用別荘とのことでしたが、ものすごい広い公園のようなところです。敷地の中に池というか湖がまるごと入ってます。よくまぁ独り占めするもんだと思いますが、きっと何百人もの使用人がお掃除や手入れをしたり、その使用人用の生活施設があったり、その生活施設のメインテナンス係がいたり、いわばひとつの街のようだったんでしょうね。普段はご主人は来ないのでしょうから、平和な街だったのでしょう。
 タイ人はカメラ好きです。みんなバシバシとカメラやビデオを撮るのですが、誰か1-2人が記念撮影をしようとしていると、近くを通りかかった奴が飛び込んで加わろうとする。それを見かけた人間が慌ててまた飛び込む。その物音を聞いた奴らが遅れまいともっと遠くから走り込んでくる。そうなるとシャッターチャンスを失ったカメラ係が気を取り直している間に、さらにどんどん被写体希望者は膨れ上がり、結局中途半端な集合写真になるのがパターンです。ビデオを撮っていると前を通り過ぎる際に、大半のタイ人はニコニコしながらビデオカメラ方向に若干吸い寄せられて直進だった進行ラインが曲線になります。これをタイ式正の送光性と呼びます。
 この北京旅行でもっとも不思議だったのが、食事です。朝は毎日ホテルの食堂でのおかゆ朝食でした。これはまぁ、毎日同じなのも納得できます。ところが、それだけではなく、食の中国、食道楽の町北京であるにもかかわらず、毎日違うレストランで食事をするにもかかわらず、初日から最終日まで、昼飯、夜飯ともにどこに行っても、同じメニューなのです。2日目くらいまでは偶然かなとおもったのですが、3日めには、きっと予算をケチりすぎて、どこでも最低料金の食事セットしか頼めず、どこのレストランも最安メニューは同じだったりするのかなぁ、と落ち込んでいました。ちなみに、内容は鳥肉の炒め物、白菜or青梗菜のクリーム煮、魚のフライ、野菜のオイスターソース炒め、スープ、ご飯、といったところです。微妙に味付けが違ったり、プラス1品があったりで、だんだん一同「今日の一品は何か?」に異常な期待を抱くようになり、不満を言うのも忘れて、「うぉー、シューマイがついてるぅ」とか「おお、今日の白菜は切り方が昨日より大胆だぞ」とか、とても本場中国で中華料理を食べている、という感覚を忘れてしまっていました。
何故だ、何故毎食同じなんだ、と私は深く悩みましたが結局北京では答えは出ませんでした。ところが、ひょんなことからその理由が発覚したのです。

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投稿情報: ttokumo | 2002-11-19 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (1)

タイ人、北京に行く(その2)

クリックしてビデオスタート!←Click the image for starting video!

お待たせいたしました!いや誰も待ってないか。まぁ、それはよしとして、やっとちゃんと見るに耐えられる画質のビデオがアップロードできました。どこぞの容量無制限のフリーサーバーを借用しました。250kbpsのwindows mediaファイルです。今度は前のビデオよりはるかによく見えます。
前回は中国社員旅行の前フリしか書きませんでしたので、改めて、シリーズ5作によるドタバタタイ人社員旅行のお話をはじめます。もう、2ヶ月近くも過ぎてしまいましたが、そのころはBlogもやってなかったし、日本の(海外の)人にうちの息子のビデオを見せるなんて気にもなっていませんでしたが、これまた実験的にやってみよう、ということになりました。適当なことはすべて、「実験的」という言葉で片付ける癖が最近ついてきて、よろしくないですね。

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投稿情報: ttokumo | 2002-11-15 | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (2)

タイ人、北京に行く (その1)

北京ビデオ(その1)←Click the photo for starting video.なるべく小さな画像サイズでご覧下さい。

去る9月に私の働くAsatsu Thailandの社員旅行に行った。行き先は中国の北京。バンコクから約5時間のフライトで会社設立(1998年)以来、初めての海外の社員旅行だ。離職率の高いタイでは優秀な従業員の流出を防ぐには、諸々のインセンティブ策を講じる必要があり、今回はその一環。一人約2万バーツ、6万円也の3泊4日の格安ツアーだ。まぁ、タイ人の団体旅行と言うのはとんでもなく疲れるものだとは覚悟していたが、本当に疲れた。しかも今回はManagementは家族同伴、ということで妻子も同行なので、よりいっそうの気苦労が多かった。ガイドはタイ語で何を説明しているのやらわからんし、遊ぶときはとことん大声で騒ぐのが好きな奴らだし、ことごとく集合時間には遅れる。格安ツアーなのでホテルは2流。タオルは足りない、お湯はぬるい、朝飯はまずい、部屋は庶民的。日本人感覚で見るとちょっといただけないのだが、われら家族はタイの会社の一員なのだ、これでいいのだと妻子を落ち着かせ、何とか無事全行程をを終えた。
しかし、さすが中国、訪れた観光地はどこもスケールが巨大で、少々の貧乏ツアーの不満も吹き飛ばすエネルギーを見るものに与えてくれた。中国は怖い。

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投稿情報: ttokumo | 2002-11-08 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (23)

バンコクのお金持ちな人

先週、ドラえもん劇場版のタイ初公開のイベントのために日本からドラえもん関係のLicencersがどっと大名旅行に来た際、JSLというタイの大手TV映画制作会社の社長のおうちにご招待されたので一同で行ってきた。
小汚い住宅街の奥にお屋敷があり、総勢17名一緒に移動したので、大型観光バスで細い路地を迷いながら何とか辿り着いた。

うなった。

周りは普通の小汚い民家だが、高い塀に囲まれた門を抜けると、庭はないが、7台の車が止まっている車庫があり、白い一軒家が窮屈そうにそびえ立っている。暗くて上の方は見えないが、5階建てだそうだ。玄関ホールにはセンスのよい置物や高そうな美術品が散らばり、大きなお花が生けてある。造花のようだが、タイの造花のクオリティは感心するほどなのでかなりのインパクトで客を圧倒する。ぞろぞろと17人が入って、とりあえず1Fのロビーのような奥の部屋で名刺配り。お決まりのタイシルクのネクタイを1人づつ頂戴する。タイでは招いたお客に必ず何かプレゼントを渡すのがお金持ちのしきたりだ。

で、「皆さんそろそろのお食事が出来ましたので」と2Fのダイニングルームに案内される。ぞろぞろ。普通、立食だろうと思いきや、ダイニングルームと言うより高級レストランの大型個室のような部屋に入ると24人掛けの大テーブルにきれいな食器が並んでいる。適当に座り、ホストの社長と夫人が一言ご挨拶をするや、3-4人のウェイターが背後から、一皿づつ料理を運ぶ。中華だ。今日はオリエンタルホテルからのケータリングでございます、とのことでウェイターとコックごと来ているらしい。これは、Joiが時々やるのと同じスタイルだ。ただ、着席であるが故、さらに内装と装飾品がどえらい高級志向、こだわり派なのでレストランとまったく変わらない環境だ。壁の絵はみんな娘(19歳)が書いたものなんですのよ、これはロンドンの学校のお庭、これは何とかをモチーフにしたモダンアート風ですわ、と婦人が解説。確かに、芸能、芸術関係の家庭だけあって娘の絵はさまになっている。娘も同席で食事したが、娘も様になっている。言い忘れたが婦人はどこぞの大統領夫人のような服装とギンギラめがねと巨大ダイヤの指輪で完全武装されている。無敵だ。

さすが料理はうまかったのだが、主賓の藤子プロ社長が和食好きと聞いて、彼だけショウカドウ弁当と締めに特製味噌ラーメンが出ていた。どこやらの和めしやの板さんも呼んだ、とかでとてもうまかったらしく、藤子の社長はまわりの人に一口づつ味見をさせてみんなで歓声をあげていた。私まではこなかった。。。

聞くと部屋数は19部屋、メイドは10人だそうだ。かつて招待された別のタイの金持ち屋敷は巨大敷地にお城のようなどでかい建物だったが、ここはそれとは雰囲気が違い。ヨーロッパの街中の高級プチホテルのようなコンパクトな敷地に建築デザインに凝った作りの家だ。

食事が終わり、みなさん、カラオケか、その前にちょっと家の中をご案内しましょうか、おー見たい見たい、ということでまたぞろぞろ。現代建築なので、仏間もあればエクササイズルーム、AVルーム(本業だからなぁ)、カラオケルーム、娘のアトリエ、など不規則に配置されている。で、3Fは半分がテラスでプール、まわりの植物の電飾がしゃれている。どうも、これはプロのディスプレイ職人の仕業だな、と思わせる。で、プールの底には「J&P」のロゴがゆれて見える。だんなが恥ずかしげも無く、Jは私の頭文字、Pはwifeのです、うふ、と。どう見ても夫婦仲はよさそうではないのだが、夫人のご機嫌取りには有効に機能しているようだ。
プールサイドから見る屋敷は妙に絵になる外観で、行った事はないが、ビバリーヒルズのお屋敷はこうなのではなかろうか、という見栄えを再現している。そうか、これは映画につかえる、彼は番組制作会社オーナーだ、だとするとここを撮影につかえる、そうか、これは巨大な屋外セットか?とすると建築費用は経費か?などと考えながら、また、ぞろぞろ。藤子の社長が、「徳毛さん、ちょっとだんなに聞いてみてよ、この家のownershipは誰で、もし離婚したらどう処分するのこの家?」と言われ思わず本当に聞きそうになったが、別のタイ人に止められた。
ちょっとご案内が結局1時間以上かかり、また食堂に戻ってコーヒーを飲んだ。

ホスト夫妻はすべての部屋を全員に見せて回ったのだが、普通するかなぁ、よほど自慢したいのかなぁ、お金かけたから見せないともったいないのかなぁ、と貧乏日本人達はひそひそ話した。案の定、シンエイ動画(ドラえもん他アニメ制作会社)の社長が、番組制作でなんでこんなに儲かるのか、この建築費は結局誰が負担元なのか、ドラえもんで稼いだのか、タイの番組制作会社はそんなにボッタクッているのか、とあまりのゴージャスぶりにネガティブイメージをもたれたことを夫妻は感じていないだろう。
次回は屋上の庭でガーデンパーティをやりましょう。チェンマイの別荘にもきてね、と玄関からニコニコ顔で二人並んで巨大ダイヤを振っていた。

17名はバスの中でほとんど会話も無く、静かに暗い細道を揺られて帰った。

投稿情報: ttokumo | 2002-10-23 | 個別ページ | コメント (52) | トラックバック (0)

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