Tokumo Bangkok Times - 地上の楽園！ タイ・バンコクで吠える

ワールドカップ最終予選、北朝鮮戦、見に行くぞ

バンコクの日本人会からこんなメールが来た。6月8日に熱狂サポーターたちがホテルの宴会場に集まって観戦会をするという。JTBが仕切って日本からのサポーターを集めるようだ。
私は、テレビで快適に見ればいいやと思っていたのだが、たまたまその日に日本から出張に来るお客さんが、そのチケットを買っとけ、というので、ならば行くとするか、と。ついでに10枚くらい、余分にチケットは買っておこうか、誰か行きたいやつもいるだろう、と。人気状況はどうかと日本人会に問い合わせをしたら、問い合わせはいっぱい来ています、とのこと。売れるかどうか自信もないのに、日本人会会員一人につき4枚までしか売りませんと強気にいう。10枚買えないじゃん。チケット発売は２日前からで、前売り券が売り切れれば当日券はなし、ということだから、お客さんの依頼でもあるし、念のために発売開始日朝一に買いに行くかと。
ただし、気乗りしないのは、全席立ち見だ、ということ。椅子は凶器となるから使わない、ということなのか、あるいはぎゅうぎゅうにキャパいっぱいまで観客を詰め込んで儲けるぞ、ということなのか。腰がつらそうだし、熱狂的ファンにおじさんたちは暑苦しい思いをするのではないかなぁ。
チケットだけは用意しておくが、ほんとはどこかで酒や飯を食いながらゆっくり観戦したいものだ。ちなみに試合開始は日本のTVのゴールデンタイムに合わせて日本時間19:35から、当地での17:35だ。それまでに会場のホテルに行くには16:30には出発しなければ。しかし、立ち見はつらいなぁ、ねぇ、お客さん…。

ミャンマーの爆弾テロとミッキーの結婚

ミャンマー　爆弾テロ１１人死亡

何でバンコクのブログなのにミャンマーなんだ？　ミッキーとは誰ぞ？　という方、申し訳ない、実に個人的な話題です。（いつもですが。）

ミッキーとは我が家で働くお手伝いさん。22歳かな。タイ人ではあるけれど、タイ語はさほど得意でない。その代わり英語がわかる。なぜかというと、彼女はタイ北部の山岳地方の出身でカレン族といういわゆる山岳民族だ。有名な首長族もおなじカレン族だが、少し地域が違い、彼女の首は全然長くないので外見はタイ人とあまり見分けがつかない。村で育ち、民族の言葉を普段は話し、教育はおそらく西洋人のキリスト教宣教師から受けている。だから英語が得意なのだ。カーちゃんいわく、少し仕事は遅いがとても性格がよくてまじめでかわいい。彼女の村の友達は得意の英語を生かしてバンコクに出て外国人家庭でのお手伝いさんとして働くケースが多い。ミッキー自身も我が家では2代目のカレン族出身者で、いまはカナダに留学中の先代お手伝いさんの後を継いで来てくれた。先代も息子の同級生のイギリス人家庭のお手伝いさんの同郷の友達ということで紹介された。要するに私の周りで英語のしゃべれるお手伝いさんはみなカレン族の人たちで、またみな評判がよい。
さて、そのミッキーが昨年あたりから同郷の彼氏ができたらしく、しばしば休みをとって田舎に帰るようになった。そして先日、結婚することになった、という。結婚しても夫婦でバンコクに住み我が家での仕事は続けてくれる、というのでそれはめでたい、めでたい、とわしらも喜んだ。
その喜びを見てか、ミッキーがぜひ田舎での結婚式に家族で出席してくれという。うっ、とかーちゃんは一瞬引きつったが、断るわけにはいかんだろう、と今週末に1泊で行くことになった。村から遠くない町、メーソットというところのキリスト教の協会で挙式するらしい。

タイに訪れる不幸な出来事

珍しいことではないが、タイの東北部を中心に干ばつが問題になっている。国王が「人口雨」を降らせるべく動き出すようだ。

しかしこのところタイや東南アジアにはとんでもなく不幸なことが連続して降りかかっている。まずはSARSから始まり、鳥インフルエンザ、南部テロ、津波、そして干ばつ。毎回、これはタイの観光産業には大打撃だ、といわれつつ、したたかに産業は生き残っている。津波の打撃は類まれなる大きさがあったが、それでもいまやプーケットのビーチにはビーチパラソルと観光客が復活しつつある。自然の力は大きいが、人間も自然のひとつの構成要素としてしぶとく生きるのだ。大昔に集落の長が雨乞いの儀式をしたように、タイでは国王が雨を降らせる。昔から変わらない。
普段は自然と仲良くして、時には自然に挑んでもみる。言いなりになっていてばかりでは成長がない。自然と人間は親と子の関係に似てますな。

バンコクが上海に抜かれた

上海の日本人学校、世界最大に　生徒急増、２２００人

恐るべし中国パワー。ついに日本人学校のサイズでもバンコクは抜かれてしまった。上海が日本人の住みやすい都市になっていると言うが、物価の高さは東京に近いからバンコクのほうがまだ住みやすいぞ。暑いが慣れればそれなりに暑さも楽しめる。
学級数や生徒数が多いのは子供にいいのか悪いのかは解からないが、私はマンモス校は嫌いなので、バンコクの日本人学校には行かせておらず、今のクラスは1クラス20人だが、中学生くらいになると１クラス3-4人になる。都会の中での過疎学校のようでいいではないか。先生にきっちり見てもらえる。ドラマ「みんな昔は子供だった」の山村留学のような楽しくて人間味のある教育が出来るに違いない。先生がよければ…。

ケータイ着メロを変えた

私のSony Ericsson P900の着メロはMP3音源なので、時々流行の曲に替えているのだが、なかなか実用的で気持ちよく、人にも好感を持ってもらえるイントロが少ないのでいつも選曲に悩むところだ。
ところが、今回、ベストオブイントロを見つけた。みんな知っているだろうけど、Chemistryの新曲、「キミがいる」だ。このイントロは、着メロ大賞をあげていいくらい、いろんな着メロとしての条件を満たしている。まず、局頭から特徴的な音色的インパクトがあり「あ、電話だ！」感覚が盛り上がる、電気的なようで温かみもあるパッパラッパ音。スタート音量も適度で突然始まってもフェードインでもOK。ついついAメロまで聞きたくなるような、さわやかな演奏盛り上がり。
TVドラマ「87%」の暗い内容をバラ色に変えるようなエンディングで聞いてから、これは着メロに使える、と直感した。
と、ほめちぎってしまったが、タイでは他のどこでも流れるはずのない曲なので、私の周りの人は、何、それ、って感じだが、それでいいのだ。しばらくはこれを使おう。日本の皆さんにも着メロとして強力にお勧めしたい。Sony Online Musicでも2月23日から販売されているようだし。サビのところだけ視聴はできるがイントロが視聴できないのが残念。

ちなみに、この曲の前に私が着メロとして使っていたのはタイのラップグループ、THAITANIUMの「Just Holla」。こちらはあるwebでフルコーラス聞けるので聞いてみて。このサイトはタイの大手音楽出版の圧力を受けつつも一部を除く当地最新ヒット曲を強引にストリーミングして何とかがんばって存続できてます。著作権管理アマアマの国ですから。外国曲も多いんだけれど、倒れるまでがんばってほしい。

大戸屋、タイ進出！

唐突だがけして新しくない話。
少し前にバンコクに日本の和食チェーン店の「大戸屋」がオープンした。海外進出1号店とのことだ。もともと大戸屋は鶏肉など多くの食材をタイから輸入して使っており、産地での出店は食材が新鮮な分、日本よりおいしいのだ、とか自己主張しているらしい。メニューは一品モノ以外は日本と同じだ。
先月、家族で行ってみたが、オープンして間もない土曜日夜だったので、1時間も待たされた。大戸屋に1時間並ぶ駐在員家族の涙ぐましい気合も捨てたものではないが、それだけ日本人には期待が大きいのだ。本場の日本の味が食べたい、という切実な願いだ。
1時間待たされて、客は誰も疲れ気味だったが、やはり日本と同様なメニューを見て、しかも驚くことに厨房には4人の日本人調理師が（みな結構ベテランっぽい）忙しそうに慣れた手つきで黙々と仕事をしていた。タイ人の見習いとマンツーマン体制に近い。フロアマネージャーも日本人のトロそうなおっさん、ウェイトレスも若い日本人、と立ち上がり期間従業員教育真っ最中の様相を丸出しでがんばっていた。

気になるお味は、日本と同じ。さらに気になるお値段も日本と同じくらい（つまりタイにしてみれば高いが、他の日本メシ屋より若干安い）。　店の内装も日本と同等であるが、タイに置くと結構おしゃれでモダン、少し高級感すら出ている感じ。

よって、総合判定は「合格」。フロアマネージャーのおっさんが溢れた客におののいて裁ききれてなかった点は失格だが、逆に1時間おっさんの右往左往ぶりを見ているだけで暇がつぶれた、というのが救いか。
かつて赤坂のオフィスで働いていたときは残業メシの定番としてお世話になった大戸屋。がんばって2-3店舗バンコクに作って客の集中を緩和して欲しい。それと、厨房のおじいさんはかわいそうなので、早く技術指導を完了して、現地人に引き継いで帰任されるのがよいでしょう。
そして、フロアマネージャーのおっさん（あるいは店長かも？）、もし日本からの派遣員であるのなら、大戸屋の世界進出の尖兵として世界各地で右往左往し続けてほしいものだ。

ADSL開通

おっと危なかった。あと2日で丸々1ヶ月、書き込みなしが続くところだった。

ついに我が家にADSLが開通した。本当は少し前だが。２．５Mの契約で、月1200バーツ、約3200円。少しタイのネット環境も日本に近づいたかな。思えば2年前にはADSLで１２８Kしかなく、しかも3000バーツ位していたと思う。
今回の契約はマンションの管理事務所経由なので、その他の経費を幾ら取られるのかがわからないが、まぁ100円単位だろう。
さて、実行速度はというと、3年前、私が日本のYahooBB　３Mで契約していたときと体感速度は変わらない。ただ、どうも速度にムラがあるようで、時々いらつくこともあるが、広い心でPCに向かっていればまぁ合格点。実行速度をプロバイダーのページのスピードチェックで見ると、ウソのように2300kbpsとかの数字が出るのだが、別のサイトで計ったら早くて300k前後。ニュース動画は支障なく見えるのでよしとする。契約パッケージは１０Mまであるのだがさすがに高く、個人ではまだ手が出せない、というかホントに早いのか不審なので、2.5Mから始めてみた。今のところこれで十分かと思う。

津波によるタイ南部のさんご礁被害状況

ウチのADSLなかなか開通しないのでまた禁を破って会社から。

12月30日付けエントリーの続報だが、どうも幸いにしてTSUNAMIによるさんご礁の被害は軽微だったようだ。シミラン諸島では1-2割のポイントが損傷したが他には目立った被害はなく、プーケット島周辺でも深刻な被害は見つからなかったと約８０のダイビング業者の調査で判ったとのこと。ビービー島ではダイビング禁止のため不明。なにしろ損傷したさんご礁が元に戻るには数十年とか数百年とか掛かるらしい。以上、地元英字紙The Nationからの情報でした。
ちなみに私はシュノーケルしかやったことありましぇーん。それでも十分きれいに見えるからね。

波の泡となった写真

最初にこれを見てTsunamiのスクープ写真か、と見間違えてしまったのだが、よく見ると見た顔ばかり。これは今度ペプシコーラの"Big Wave"広告として用意されていたものだった。しかし、TSUNAMIによりさすがにこれは今の時期まずいよね、とお蔵入りになったそうだ。
うーん、どう考えてもNGでしょう。

新年を祝えない雰囲気

もう年が明けて10日たつが、このサイトにこれまで新年の挨拶がなかったのには2つの理由がある。

ひとつは、TSUNAMIの被害情報が連日膨れ上がっていくなかで、とてもおめでとうとはいえない雰囲気がタイ中にあることだ。かろうじて会社の関係者、私の知人に犠牲者はいなかったのだが、7000人以上の犠牲者がタイで出る状況では、知人を亡くしたタイ人も周りにいるので浮かれてはいられない。
日本人でもまだ数百人の行方不明者がおり、身元不明遺体の確認作業が進むと犠牲者リストはさらに増えるだろう。被害者情報をweb上で公開しているOfficial Thai Tsunami Information Centerでは、身元確認の困難な事情を日本語でも生生しく伝えており、被災地の悲惨な状況がわかる。当地のテレビでは目を背けたくなる光景も時々レポートしており、これも正月気分をなえさせていた。地元紙の被災地写真はこちらで見れる。